リーマンショックから10年が経過し、米国株も高値になっています。さらに米中貿易摩擦などでマーケットも不安定です。
こんな時は、一度利益確定して、値下がりしたらまた投資を再開しよう、と考えたり、新たに投資を検討している人の中には、もう少しマーケットが落ち着いてから、と考えたりする人もいるかもしれません。
うまくいけば良いのですが、ちょっとでもタイミングを外すと大きな機会損失になります。
JPモルガンアセットマネジメントの調べによると、1988年1月から2019年3月まで米国株(S&P500配当込み)に投資をした場合、資産は22倍になっていたそうです。この間、ITバブルの崩壊、同時多発テロ、イラク戦争、リーマンショック、ギリシャ危機、など幾度となく株式市場は調整をしてきました。
このような値動き(値下がり)を受け入れた結果、資産は22倍にもなったのですね。
ところが、たまたま大きく値上がりした日を3日だけ外しただけで、22倍ではなく、17倍になってしまったそうです。
もし、タイミングを取りたい、というお客様がいらっしゃったらこのような例を伝え、マーケットにとどまることの重要性をお伝えしてはいかがでしょうか?
こうしてみると上手にタイミングをとらえるよりも、ライフプラン等をじっくりとお客様と相談して、長期の投資可能資金をしっかりと見極めることの方が、資産形成には大切だ、ということもわかりますね。