1年間でがんに罹る人の数は約100万人、
そのうちの3割が20歳~64歳の働いている世代で、
さらにその3割が離職をしている、
というのはよくご存じだと思います。
働いている世代=子育て世代、ということですが、がんに罹った親とその子供の年齢は?
日経新聞に連載されている「がん社会を診る」というコラム(4月27日)にお客様とのトークにすぐに使える材料があったので紹介します。
18歳未満の子を持つがん患者数:年間約56,000人
その子供の数:約87,000人
がんになった親の平均年齢:男性46.6歳、女性43.7歳
こどもの平均年齢:11.2歳
子育て世代のがん患者が増えた理由として晩婚化を上げています。子供を持つ年齢が上がれば小さな子供を持つがん患者が増える、ということですね。
平均初婚年齢は、1975年(男性27歳、女性24.7歳)→2014年(男性31.1歳、女性29.4歳)に、
第一子出産時の母親の年齢も、1975年:25.7歳→2014年:30.6歳に上がっているそうです。
晩婚化、出産の高齢化は少子化、人口減少とも関係してくるので、押さえておくと良いと思います。
このコラムは私たちが普段みているのと少し違うドクターの視点で書かれていてとても興味深いですよね。