確定拠出年金セミナー 講師インタビュー①

4月7日にZOOM開催する確定拠出年金セミナーの1部と3部の講師の岩崎さんのインタビューです。当初は収入の安定化を目的に始めたビジネスですが、いまでは使命感がそれ以上に大きくなっているのが素晴らしいですね。

まずは簡単に自己紹介をお願いします。

こんにちは。株式会社Financial DC Japan代表取締役の岩崎です。

当社は確定拠出年金(以下DC)専門ベンチャー企業です。企業型確定拠出年金の導入を支援する事業をメインとしています。それに加えて、導入後の継続投資教育にも力を入れています。企業型D Cを普及していくことで、老後について、資産運用についてなど、お金のことを自分で考えるきっかけを提供していきたいと考えています。その結果、国民のお金に関するリテラシーが高まり、日本が金融先進国になっていく未来を創造するべく、日々活動をしています。

“確定拠出年金(Defined Contribution)で日本を金融先進国(Developed Country)に。”というのは、そういう想いが込められています。

私自身の自己紹介をさせていただくと、もともと野村證券株式会社という証券会社でリテール営業を経験したのち、約1年間社費留学させていただきました。帰国後、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)に転身いたしました。現在もIFAとしてお客様の資産管理のお手伝いをしながら、企業型DCの普及活動に勤しんでいます。

DCに取り組み始めた経緯や目的を教えてください。

私が企業型DCビジネスに取り組み始めたのは、ストック収入を積み上げていきたいという思いが原点です。

IFAビジネスも順調にいっていたのですが、毎月ゼロからのスタートで、数字に追われていました。稼がなければ明日の収入が途絶える。これを後数十年もやっていくと思うと、少し不安がありました。

また、新しいお客様を開拓するために、常に動き続けていかなければいけない、というのも、少し気が重い部分がありました。このような状態から脱却すべく、ストック収入となる部分を積み上げていって、収入面や時間面で融通が効く状態を作っていきたいなと思っていました。その時に、以前より勉強していた企業型DCビジネスがストック収入の確保に適しているのではないかと目をつけ、本格的に取り組んでみようと決意しました。

実際に取り組んでみてどうでしたか?

初めは大変でした。企業型DCビジネスに取り組んでみようと思っても、わからないことばかりでした。

とにかく既存のお客様で、優しく私の話を聞いてくれる人にアポイントをいただいて、とにかくたくさんオファーすることを心がけていきました。オファーしていくと、お客様から質問をいただいて、それを調べていくうちに、少しずつDCに関する知識が増えてきました。知識が増えていくにつれて、お客様にもきちんと魅力を訴求することができるようになってきて、既存のお客様の会社に対して、企業型DCの導入支援をさせていただける機会が増えてきました。

企業型DCビジネスに割く時間が増えて、IFAの仕事に割く時間が減ることで、収入的にはガクッと落ち込みました。というのも、企業型DCビジネスは収益化するのがかなり後になる、かつ、ストック型ではありますが、1社あたりの単価はとても薄いビジネスです。初めのうちは収入の空白期間が生まれて、大丈夫かな、という思いは正直ありました。

そんな時に、私が常に思い出したのは最初の決意でした。「自分はストックを積み重ねていく!」企業型DCビジネスについて迷いが生じた時は、常にこの思いを思い出して、気持ちを奮い立たせていました。

そうやって継続していくうちに、少しずつですがストック収入が入り始めて、収入のイメージがより具体的にできるようになってきました。さらに、取り組んでいく過程で、私が企業型DCビジネスについていいなと思う部分が増えていきました。

まず一つ、IFA、保険の案件につながる、ということです。

企業型DC導入の過程で、経営者や従業員の方との信頼関係が構築されていきます。導入の過程で、DCの制度説明、投資教育として研修会を開く場面があるのですが、売り込みとは違って、先生としての立場でその法人に入っていくことができます。先生的な立場で入っていって、そこから個人的なお金の相談をされることもよくあります。

その中からIFAや保険の案件をいただくことが増えてきました。今までのように、必死に新規顧客を探して、こちらから売り込みをかける、というスタンスではなく、先生的な立ち位置で関わっていけて、そこからIFAや保険の案件が決まっていくのは、これこそ私が求めていた状況だ、と思いました。

また、やっていく中で、競合がほとんどいない、ということに気づいてきました。IFAや保険のビジネスをやる中で、強豪とバッティングすることがよくありました。まさにレッドオーシャンのイメージです。ところが、企業型DCビジネスは、ほとんど競合になりませんでした。

企業型DCをオファーすると、ほとんどのお客様が「そんな制度あったんだ!」という反応で、他社との駆け引きなどがほぼありませんでした。そのため、無用に精神をすり減らすことが減りました。まさにブルーオーシャンなビジネスで、これはとてもいい、という思いを深めていきました。

そして最後に、社会的意義があるな、という思いも深まっていきました。2019年に老後2000万円問題が騒がれて、国民の老後に対する不安が高まったと思います。その流れを受けて、老後不安を解消するための手段として、DCの存在感というのが以前にも増して高まってきたことを感じてきました。DCの本場アメリカにおいては、DCによってアメリカ国民の金融資産形成が加速したという話もあります。これからの日本にとっては必要な制度で、日本においても社会インフラのような制度になるという思いが深まってきています。日本のためになるというのが分かりやすく、とても意義を感じます。

今後の展望をお願いします。

企業型DCの普及率はまだ1.5%程度。70社に1社の割合です。

残りの70社に69社は未導入で、それらの企業に対して、企業型DCの魅力をお伝えし、1社でも多くの企業がこの制度を活用していって欲しいと思っています。そのためには、私一人の力では到底無理で、企業型DCビジネスに魅力を感じて、一緒に普及していってくれる仲間を見つけて行かなければいけないなと思っています。

私が今まで培ってきた経験やノウハウを共有しながらも、お互いが切磋琢磨しながら、企業型DC業界全体の活性化に繋がればいいなと思います。目指すべきところは、企業型DCが社会インフラとなっている社会。

「え、おたくはまだDC導入してないんですか?」という時代になれば、その頃の日本は今以上に豊かな日本になっていると思います。そんな日が来ることを夢見ながら、日々の業務に邁進していく所存です。

お客様と会いにくいこれから、メールマーケッティングの活用を!!

今後は面談がWEBなどに置き換わっていきます。WEBで対面と同じことはできません。その分は、メルマガ等を使ったコンタクトで補うことが必要になります。

イーレターは保険営業専用のメルマガ配信システムです。
コンテンツとシステムであなたのコロナ後の営業をサポートします。

コラム一覧
シェアする
保険営業専門メルマガ配信ツール【イーレター】
タイトルとURLをコピーしました