先月は消費者庁の物価モニタリング調査が公表されていました。
物価についての一般消費者のアンケートが載っているのですが、
その中でボーナスの使い道について、という項目がありました。
ボーナスの使い道ベスト3
1.貯金 43.3%
2.旅行 22.8%
3.ローン返済 20.2%
物価については、今後上昇する、と答えた人は75.4%と高水準だったようです。
値上がりに備えて「今のうちに買う」のではなく、「お金を貯めて備えておこう」と考えた方が多いようです。
預金残高ついに1000兆円、回らぬ経済象徴、というニュースもありました。
記事中に、
中高年が、虎の子の退職金や年金を預け続けている
老後の不安から退職金や年金を預金として温存している
とあります。
老後に使うための年金や退職金ですが、老後が不安で使えない、という何ともシャレのような話ですね。
今までは老後の不安と言えば、年金等の日常の生活費の確保だったと思います。
FPのテキストなどにもゆとりある老後のためには、●●万円必要、一方公的年金は、、、などと書いてあります。
ところが昨今の高齢化、長寿化、健康寿命、医療の高度化、老老介護、など単に現役時代の生活を維持すること以外にとても不安要素が多くなってきています。
さらに、これらに対しての社会保障が財政難から揺らいでいる、
こんなことからお金が消費や投資に回らずに貯金に回っていくのかもしれません。
そんな時こそ、ライフプランニング、ファイナンシャルプランニングが必要なのではないでしょうか?
特に長生きした場合に起こり得ること、備える手段、を整理することで、
もしかしたらより気持ちよく安心してお金を使えるようになるかもしれません。
最後に蛇足ですが、この記事中に、
昔は、「行員にノルマを課して預金を集めていた」、とあります。
今は、「ノルマを課して保険や投資信託」?
是非その前にお客様にライフプラン、ファイナンシャルプランに基づいた相談をしてあげてはいかがでしょうか?