高齢者といえば65歳ですね。ところが、今年の1月6日の新聞によると、日本老年学会と日本老年医学会が、現在65歳の高齢者の定義を75歳に引き上げるべき、という提言を発表したそうです。
提言によると、医療の進歩や健康意識の高まりで現在の高齢者は10から20年前と比べ5から10歳若返った状態にある、とのこと。
現在は65歳以上を高齢者としているのを、
- 65歳ー74歳 準高齢者
- 75歳ー89歳 高齢者
- 90歳以上 超高齢者
とし、準高齢者は、「心身の健康が保たれ、活発な社会活動が可能な人が大多数」、健康な間は仕事を続けたり、ボランティアに参加したりするなど、支えられる側から支える側に回る必要があるとした、とあります。
支える側、といえば聞こえは良いですが、医療費、年金などの負担は厳しくなりそうですね。
ただ実際には、雇用や年金などはすぐに変更できません。年金は20年程度かけて段階的に変更していく必要があるといわれています。
関連する記事が2017/2/12の日経にも掲載されていました。
こちらは、医師による記事です。従来「前期高齢者」と呼んできた65歳ー74歳はまだ活力があり、就労意欲も高く、体力や健康に自信がある方が多い、としたものの、この年代は個人によって老化度に差が大きい、と指摘しています。
今後もこのテーマは継続して話題になるのではないでしょうか?