日本人男性の平均寿命は80.79歳(女性87.05歳)。本当に長生きになりました。この平均寿命というのは0歳の人が平均何歳まで生きるかを表しているのはご存知だと思います(0歳の平均余命)。
平均寿命が80歳と聞くとほとんどの人が死亡しないような印象ももちますよね。
ちなみに前回東京でオリンピックがあった昭和39年の男性の平均寿命は67歳です。
では、働き盛りの40歳、お子さんがいれば教育費などの負担が最も大きな時期ですね。この40歳の男性がどのくらいの割合で無事65歳の誕生日を迎えることができると思いますか?
厚生労働省が公表している平成27年簡易生命表(男性)をちょっと見てみましょう。
0歳の日本人(男性)10万人が、その後各年齢で何人生きているか、という統計です。
おぎゃー、と生まれた日本人の男の子で、
成人式を迎えることができるのは、99,487人なんですね。さらにその99,487人のうち働き盛りの40歳を迎えるのは、98,250人です。20歳から40歳の間になくなるのは、1237人、全体の1.2%です。
では、ここからが答えですが、
40歳の98,250人のうち65歳を迎えるのは、88,784人なんですね。
この25年の間に、9,466人が亡くなっているんです。大体10人に一人が40歳から65歳までの間に亡くなっているんですね。
多いと思うか少ないと思うかは人それぞれですが、少なくとも万が一でなく十に一ぐらであることは間違いないですよね。
こんな話題から死亡保障について考えてもらうきっかけにしてはいかがでしょうか?
また、老後という観点からは以下のようなことも言えますね。
65歳の誕生日を迎えた男性の平均余命は19.46年、この方の奥様が62歳だとすると62歳女性の平均余命が27.01年なので、平均的には、年の差3年+寿命の差7.55年=10.55年を奥様が一人で生活することになります。
この10年超に対してどのような準備をするのかも、この一枚の余命表で語れるのではないでしょうか?
数字で話すと説得力が増しますよね。