生命表はこちらの数値に注目!

 

先週は平成28年簡易生命表が公表されました。

男性80.98歳、女性87.14歳と男女とも過去最高を更新しました。1960年の平均寿命は男性65歳、女性70歳でした。このころに出来たのが国民皆保険制度です。

高齢化・長寿化については、お客様も良くご存知だと思います。今日は、保険セールスに役立つ生命表の別の使い方を紹介します。

平均寿命が、男性80.98歳、女性87.14歳、と聞くとほとんどの人が亡くならないような印象を持ちますが実際にはどうなのでしょう?

生命表は、0歳の日本人がその後、各年齢で何人生きているか、の統計です。逆に言えば、各年齢で何人亡くなっているかの統計でもあるわけです。このように見てみると全く別の事実にも気づきます。

平成28年簡易生命表・男性(8P-9P)を例に見てみます。

0歳 100,000人
20歳 99,512人
30歳 99,000人

0歳ー20歳の20年間に、10万人中、488人が亡くなり成人式を迎えることができるのは99,512人です。この間は生後直後に亡くなるケースが多いようです。

20歳ー30歳の間は、毎年約50人、10年間で512人が亡くなります。

ここまでの30年間で1,000人が亡くなりました。30歳と言えば社会的にも責任が大きくなり、家庭や子供を持つ年齢です。まさに生命保険が大きな役割を果たす、生命保険の必要性が大きくなる年代です。

65歳 89,083人

働き盛りの35年間に9,917人が亡くなります。率にすると10%です。
よく、万一の場合、と言いますが、実際は十に一、というのが事実なのですね。

少子高齢化により年金、介護、医療などに課題を多く抱えることが予想されています。それらに対する商品・サービスの提供は勿論ですが、その中でも働き盛りの期間に10%の人が亡くなっている、という事実をお客様としっかりと共有していきたいですね。

 

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