先週は、第22回生命表が発表されました。ご覧になった方も多いのではないしょうか?
結果のポイントとしては、
第 22 回(平成 27 年)の男性の平均寿命は 80.75 年で、前回(第 21 回(平成 22 年)79.55 年)と比較して 1.20 年上回った(2頁)
第 22 回(平成 27 年)の女性の平均寿命は 86.99 年で、前回(第 21 回(平成 22 年)86.30 年) と比較して 0.69 年上回った(2頁)
とあります。生命表は5年ごとに公表されます(簡易版は毎年)。5年前の前回と比べ長生きになったんですね。
高齢化がすごく進んでいるから備えが必要、という流れは間違いないと思いますが、お客様にお伝えするときは一工夫するとご理解していただきたいと思います。
その方法の一つに何かと対比をしてコントラストをつけるという方法があります。
外国と比べる
これを見ると、高齢化そのものは日本だけの問題ではないことがわかりますね。やはりよく言われているように高齢化のスピードと少子化が課題のようですね。
ご参考 世界74億人のピラミッド
過去と比べる
制度を作ったときと比べると今の高齢化とそれに伴う社会保険制度の方向性を考えるのにわかり易いと思います。
昔の平均寿命(余命)がどのくらいだったかが整理されていてすごくわかり易いですね。昭和36年の65歳の平均余命が11年、今の75歳の平均余命が12年ですからちょうど10歳ぐらい若返った感じです。 詳細データ
国民皆年金制度、皆保険制度ができたのは1961年、その時の数字と比べることによっていかに寿命が延びたのかが理解しやすいと思います。
このようなことを対比しながら高齢化をお伝えするとお客様にとっても整理しやすくなるのではないでしょうか?
そして最後に、
実は高齢化を際立たせることで、若くして亡くなることに対する備えも伝わりやすくなるんですね。
そのデータは以下のコラムで。昨年の簡易生命表のデータです。今年版に置き換えてお使いください。